こんにちは。おバカな中2国語研究家くうちゃんです😊
小学6年間で、1番天国のようだった1日があります。
それは急遽、全ての時間割が遊びに変わった時の1日である。
外国人の女の子登場
私が小学2年生の時
その日は、苦手な算数が2時間もあり、全て座学の日で憂鬱だった
私含めクラスメイトはみんなロッカーにランドセルを置き、
それぞれ自分の席に座り、朝の会を終え、担任の先生を待っている時だった。
先生が来ない。
職員室に先生を呼びに行きたい優等生VS呼びに行きたくないクラスメイト
の対決が始まった。
もちろん私は、呼びたくないクラスメイトの一員
1時間目のチャイムが鳴った数分後くらいに、廊下で足音がし、先生と金髪の女の子が一緒に入ってきた
クラスメイトはざわついた。
私は転校生だと思ったが、先生が言うには今日1日だけ、外国人の女の子と過ごすということだけ伝えられた。
その女の子は、
色白で、ユニコーンのリュックを背負っており、ピンクのフリフリスカートに、腕時計をし、ブレスレットやアクセサリーをつけていた。
そして恋愛漫画でみるようなキラキラした目をしていて、本当にこんな目をした子がいるなんて。。!😳
と、とても驚いたのを覚えている。
その子はクラスメイトの女の子の親戚だという。
私には橋本環奈と同じくらい可愛いように見える。
そして感じが良い
私はすぐに仲良くなりたいと思った。
しかし学校で禁止されているものを沢山持ってきている
さらに金髪に髪の毛を染めていて、髪の毛を巻いているのであろう。
クルクル毛でとっても可愛いのである
幼い私からすれば、学校に禁止なものを持ってきて、堂々と遅刻をし、派手な服を着ていて、髪を染めている。
私が想像する「不良」の特徴が全て当てはまっているので、動揺はした。
その女の子を見て、私が1番に思ったことは、
「どうしよう。この子学校に持ってきちゃダメってこと知らないんだ。。先生に怒られちゃう💦たすけてあげなくちゃ‥!!」だった。
きっと先生はその女の子に「こんなもの学校に持ってきてはいけません!!何で持ってきたの!?💢」なんて叱るだろう。と思い1人慌てふためいていた。
しかし、先生はにっこり笑って女の子に「あの席に座って😊」と言った。
さらに先生は私たちに、今日の時間割は全て変更+今日は全て遊びに変わる。ということを伝えた。
私の予想を全てひっくり返したのだ。
かなりホッとしたのは事実だ。
外国人ってそんなに偉いものなのかなぁと思った。
外国人は、校則を堂々と破ることができ、堂々とオシャレをし、堂々と遅刻をし、私にはどうすることもできない時間割を、全て遊びに変えることだできる底知れぬパワーを秘めているのだ。
きっとその子は魔法が使えて、先生を操ってるんだ🪄
と思った。
クラス全体が歓喜した。
私もそう思った。
とにかく今日は、勉強なんてしなくて良いのだ。
丸一日全て遊びに変わるなんて経験は、あの時だけだった。
1時間目① 初めまして
そして次に私が思ったことは、「英語が喋れない!! 」ということだ。
頭の中で、何を言おうか考えた。
「えーっと、、マイネイムイズ、、、くう。
ナイス トゥみートゥーユーだっけ。。。」とこんな感じ。
深呼吸してその言葉を、女の子に言おうと思って近寄った。
仲良くなりたいと心の底から思ったのだ。
そして、できれば魔法のやり方を教えてほしい。
「今日1日で、その子から魔法の使い方を習得し、駆使できるようになる」という今日の目標を立てた。
私が魔法を使うことができるようになれば、
明日も丸一日授業を潰して、遊びに変えよう!
そうすればみんなも喜ぶはずだ。
そして私も人気者になれるだろう。
他の子もみんな、その女の子と仲良くなりたいと思ったらしく、もうすでに、その子の周りにはクラスメイトたちで囲んでいた。
近づいてみれば、その子は日本語を喋ったのだ。(少し変だったけど)
「コンニチハ。ナカヨクシテネ」と周りのみんなに言い、名前を言った。
またもや私の予想を裏切ったのだ。
外国人は日本語を喋れる😳
そうか!魔法を使えば、日本語でも言ってることがわかるんだ。
きっとどんな言葉でも理解できるのだろう。
私は近所でフラッと見かける猫を一度撫でてみたいと思っていて、何度追いかけても逃げてしまうので、
その魔法を使えば、怖がらないようにその猫に喋りかけ、お友達になってもらえるかもしれない!
と思い、その子が持つパワーにさらに魅力を感じた。
その子の周りには人が沢山いたのもあって、その子と私との距離は3mくらいだった。
その子に魔法を教わる道のりは険しい。。
1時間目② 話し合い
てなわけで、1日の授業全てが潰れた。
そして、みんなで何して遊ぶか決めるため、学級委員中心に話し合いが行われた。
「何して遊びたい〜?」「ミンナガヤリタイノ」みたいな会話をしているのを遠くから見てた。
可愛い上に性格も良いんだと思って、私も積極的に話しかけようと思ったがなかなか話し合いがスタートしない。
あっ学級委員は私だ。
黒板の前に立ち、チョークを持った。
1時間目③ 椅子取りゲーム
話し合いで、かなりもめ、やっと決まった。
まずは椅子取りゲームをしようということになった。
椅子を丸に並べて、先生が音楽をかけた。
途中まで進んだが、1時間目終了のチャイムが鳴り、決着はつかなかったが、
他にもみんなで計画した遊びは沢山あるので、1時間目はこれで終了ということになった。
何とも贅沢だ🤤
2時間目 図書室へ
2時間目は図書室へ
みんなで階段を降りて、図書室へ向かった。
先生は「他のクラスは授業始まってるので、静かに喋らず並んでいきましょう🤫」と言い、みんな静かに移動した。
と思えば、反対の廊下から、男女の外国人が歩いてくるのが見えた。
背がびっくりするほど高かった。
みんなびっくりしてるのか、先生の言ったことを守っているのか、静かだった
と思えば、外国人が大声で私たちに声をかけた。
英語で喋ってて、なんて言ってるのかわからなかったけれど、なんかすごく笑ってて、私たちに挨拶をした?日本人からすれば、少しうるさいくらいの声の大きさだ。
先生は笑って、その外人2人は女の子の両親であることを伝えた。
そして先生は、外国人2人に笑いながらペコペコした。
みんなテンション上がって、挨拶して、外国人は私たちにカメラを向けた。
それに気づいた私たちはみんなレンズを見て、歯を見せてピースし、「イェーイ✌️」といった。
とり終わったのであろう、外国人2人は女の子に手を振り、「タノシンデ👋バァイ😆👋」と言い、去っていった。
なんてドラマチックなのだろう。
図書室に入り、みんなで本を読んだ。
先生は、桃太郎とか日本昔話の絵本を手に持っていた。
しかし1人のクラスメイトが「みっけ」を持ってきて、「これ読もう😊」と誘い、みんなも賛成し、何より女の子が興味を示したので、それを読むことになった。
みんな盛り上がっていたが先生はさっと、本を元の場所に戻したのに気づいた。
みっけをクラス全員で見るなんて状況はレアだ。
全員でみっけするなら、誰かは絵本を逆さまに読まなきゃいけない。
もちろん外国人の女の子は、通常の向きで、1番見やすいところになった。
何となく暗黙の了解である。
私もそう思う。
それでも、みっけを全員でみるなんて、見やすいところに行く若干の陣取りゲーム的な感覚に内心みんななっていた。
みっけは人気の絵本で、みんなは日頃から読んでいたので、どのお題のものはどこにあるか分かっていた。
男子はカッコつけたかったのか、百人一首くらいのスピードで「みっけ!」と言った。
それに対し、女子は男子に「早く答え言ったらあかん!!」というように注意するなんてことになった。
3時間目 ハンカチ落とし
3時間目は、教室に戻り、ハンカチ落としで遊んだ。
これなら、クラス全員で遊ぶのに向いていると思う。
でも多くの人が想像つくだろう。
外国人の女の子にばかりハンカチが行くのだ。
それに対し、クラスの女子は若干不機嫌そうになった。
それでも、女の子にばかりハンカチがいくので、「2回連続はなし」という新ルールが追加された。
これまでやってきたハンカチ落としにはそんなルールがなく、ルールを追加させるほどの影響力
しかし、その女の子の隣に座るために、女の子の隣にいる人にハンカチを落とす。という循環が生まれた。
4時間目 タイヤとび
これはクラスの女子によって考えられたものだ。
何となく男子VS女子という何ともややこしそうなチームに分られ、対戦が行われた。
タイヤが並んでいる両端から、タイヤ飛びをし、ぶつかったところでジャンケンをして、勝てばそのまま進め、負ければ進めず、次の人がタイヤ飛びをする。
これを繰り返して、相手の陣地に行くことができれば1ポイント。
終了までに1番多くのポイントを獲得したチームが勝ちである。(説明わかりにくい🙏)
だから私も外国人の女の子と同じチームになったのだ。
対戦といっても、人数が多かったので待ち時間の方が多く、タイヤ飛びの出番が来るまで並んで待っていたのだ。
並んで対戦の様子を見ていたが、私の肩を誰かがトントンとした。
振り向くと外国人の女の子がいた
かなり動揺したのを覚えている。
「ナマエワナニ?」と聞かれびっくりしながらも、とっさに「クウ」とカタコトがうつった変な発音でそう返した。
そうすると女の子はニッコリ笑った。
そこで2人でいろんなことを話した。
女の子は私に、首から下げてたネックレスを見せてくれた。
そしてそれが宝物なんだと教えてくれた。
それよりも私は腕時計が気になるのだ。
私は腕時計なんて持ってなかったので興味を持った。
腕時計を指差して「これは?」と聞くと、
女の子は腕時計を指差して英語を話した。
ちょっとふざけてるっぽい口調で何言ってるかわからなかったけど、言った後、私を笑い誘うような感じで笑ったから、何となくゲラゲラ笑った🤣
遠くから見た時はわからなかったが、腕時計には写真があって、図書室の廊下で見た外人2人が写っていた。
とうとう私がタイヤ飛びをする番が近づいてきており、前を向いて心の準備をした。
すると女の子は突然、私のほっぺにチュッてしたのだ😳🧡
そして「クウ!ガンバッテ!」と言った。私はその日の中で驚いたことが沢山あったが、この出来事が1番びっくりした
私は「うん!」と返したが内心驚きまくっていた。
なんの躊躇もなく、突然で、当時はまぁこんなもんかぁくらいにしか思っていなかったが、
大きくなって、あれはすごかったなぁ😳と思い出してドキドキしている思春期真っ只中の今である。
給食
タイヤ飛びで仲良くなり、一緒に隣で食べようと誘おうと思ったけれど、
他の子もみんな一緒に食べたいと思ったみたいで、
クラス全員で円になって食べることになった。
教室ぎちぎちに机を円に並べ、私は女の子と遠い距離になった。
こんな形で食べたことなかったので、ワクワクしてた😆
今思い出しても、面白いなぁと思う。
給食も食べ終わり、食器を片付けた。
掃除の時間かなぁと思ったら、なんと掃除の時間も潰れる雰囲気を醸し出していた。
雰囲気の通りで、掃除も潰れ、みんなで運動場へ向かうことになった。
昼休みと5時間目 鬼ごっこ
鬼ごっこも「みっけ」と違い、大人数でやるのに最適だ。
昼休みと5時間目が合わさった時間なので、かなりたくさんの鬼ごっこをした。
氷鬼・バナナおに・高鬼・警泥・増え鬼
である。
特にいつもと変わらずの鬼ごっこであったが、いつもより楽しく感じられた😊
お別れ
帰りの会をし、お別れ
その日は一日がかなり短く感じられた。ベタだけど😂
今思い返せば私にとってかなりドラマチックな一日だったと思う。
特に寂しいなどの感情は沸かなかった
いつでも会えると思ったのであろう😊
とにかくこの経験は私にとってかなり印象に残っており、
手ぶらでも学校へ行けるということを知ってしまった悪ガキ
これからの学校生活にかなり影響を及ぼすことになるのであった
良いか悪いかは置いておいて💦
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